お客さまからのお声
私は両親とともに浦安市に住んでいます。
もともと地盤が弱いことは知っていたのですが、東日本大震災で予想以上の液状化被害を受けてしまいました。
家の奥で泥水が噴水のように噴き出し、家が大きく傾いていき、「このまま倒壊するのではないか」と、不安になったのを覚えています。
さらに大きな地震がきたらと思うと、怖くて、とても住んでいられませんでしたが、壊してまた次の家というわけにはいきませんし、建て替えしている間に住むところもありませんでした。
同じ被害を受けた近所の人に「住んだままで液状化対策と家の傾き修正工事ができる会社があるよ」と、レフトハウジングさんを紹介してもらいました。
工事では薬液がどんどん土の中に入っていき、地盤が盛り上がりつつ家が持ち上がっていく様子を見ていたので、地盤に対する不安はすっかりとなくなっています。
工事前は、大掛かりな工事になるのでは、と心配していましたが、ほとんどが外からの工事で、期間も10日間と短かったのでとても気楽でした。
今はみんなで心地よい生活が送れていて、「家族の笑顔が一番だ」と話す父が一番ニコニコしています。
ダメ押しの10年間保証もいただいて、本当に安心を獲得できました。
担当者から一言
液状化現象により基礎の下の土が流出し、空洞が出来ているようで、そこに引っ張られるようにお家が傾いていました。
まずはこれ以上に地盤が陥没したり、液状化が進行しないように地盤を改良して、その後にお家の傾きを直していきました。
工事前の予想通りかなり大きな空洞ができていましたが、しっかりと地盤全体を強化できたと思います。
水平に戻った家を見て、お客さまに非常に喜んでいただけたので、当社としてもかなり満足度の高い工事になりました。
工事期間 | : | 10日間 |
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地域 | : | 千葉県浦安市 |
薬液注入を開始した深さ | : | 地下6メートル |
工法 | : | グランドコンパクション工法 |
結果 | : | 最大95ミリの改善 |
グランドコンパクション工法(工法解説ページ)
1~2日目
- ブルーシート等による養生
- 機材の降ろし(硬化剤、水タンク、圧力計、二重管等)
- 土間の斫り
ブルーシートなどを用いて、ていねいに養生していきます。工事中はお車だけ移動していただき、機材を駐車場のスペースに搬入しました。 | |
薬液注入工事用の材料を搬入しています。ポンプなどの機材をホースでつなぎ、プラントを作成します。昼間はお出かけになるお客様ですが、外からの工事ですので問題はありません。 | |
薬液を注入するときに使う二重管を降ろしました。1本の長さが1メートルで、それぞれを何度もつなぎ足しながら、良好な地盤まで深く掘っていきます。 |
3~5日目
- 手掘り掘削による埋設管確認
- 鉄管によるボーリング調査
- 外部レベル測量
- 二重管による薬液注入
手掘りで土を掘り、埋設管の場所を確認します。二重管で削孔するときに傷つけないように、目視で直接確認します。傾きが大きい場所はいったん完全に掘り出して、勾配を取り直します。 | |
削孔機を接続して、二重管を高速回転させながら良好な地盤まで削孔していきます。今回はお家の右奥がもっとも深く、深度6メートルまで削孔しました。 | |
家の傾き具合の変化を確認しながら、薬液注入を行なっていきます。ダイニングから浴室にかけて地盤内の空洞が大きく、周辺よりかなり多く注入して、家を持ち上げていきました。 |
6~10日目
- 外部レベル測量
- 室内レーザー測量
- 二重管による薬液注入
- 機材片付け、清掃
少しずつ二重管を引き上げながら、薬液を注入していきます。1つの注入ポイントでも、何度も深さと角度を変えながら注入を繰り返し、これ以上入らなくなるまで注入します。 | |
外壁にレーザーをとばして、地盤の変化を確認しながら薬液を注入していきます。ミリ単位の調整を行うために、詳細に確認していきます。 | |
地盤の状況によって薬液の配合、注入圧を変えて、慎重に家の傾きの微調整を行っていきます。水平が確認できたら、最後は細部に浸透させるように注入を行います。 |