電話でのお問い合わせ メールでのお問い合わせ

仮住まい・引越し不要で家の傾きを直せる!?

家の傾きを予防する「基礎補強工事」とは?費用相場や工事内容を解説!

家の傾きを予防する「基礎補強工事」とは?費用相場や工事内容を解説!

家が傾いてしまう原因はさまざまで、その原因を特定するのは必ずしも簡単ではありません。

 

大きな地震が発生し、地盤沈下液状化現象が起こったなど自然災害が理由のこともあれば、思いつく大きな理由もないのにいつの間にか傾いていた、ということもありえます。

きっかけがあったわけではないのに家が傾いてしまった……この場合は家の基礎が劣化しているかもしれません。

 

基礎の劣化が原因で家が傾いていて、さらに傾きが進行しているのであれば、「基礎補強工事」を行うことで状況の改善が望めます。

基礎が破損している住宅は災害に対して弱く、防災的に好ましくありません。

長くその家で安心して暮らしていくためにも基礎を安定させて安全度を高め、自然災害に備えましょう。

 

今回は、家の傾きや倒壊を予防する基礎補強工事について解説していきます。

 

自宅を支える基礎は「ベタ基礎」か「布基礎」か確認しよう

今の家で長く暮らしていくために、丈夫な基礎は必要不可欠です。

基礎が劣化していると地震が起こった時に家を支えきれず、傾くだけでなく倒壊してしまう恐れもあるからです。

 

基礎には「ベタ基礎」と「布基礎」の2種類があります。

ベタ基礎」は、家を支える基礎部分全体を鉄筋コンクリートで一体化し、面で家の重みを支えます。

壁部分だけでなく床下全体にコンクリートを打つ頑丈な構造です。

地震による地盤沈下が発生した場合でも家が均一に沈下する傾向があり、不同沈下(家の傾き)の発生を抑制できます。

ベタ基礎」は建物の重さが重い場合や、地盤が弱い場所に家を建てる場合に多く採用されます。

 

対して「布基礎」は外壁や内壁に沿った範囲にのみ、逆T字型の鉄筋コンクリートで作られていて、線で家の重みを支えます。

基礎のない床下部分は土のままか、場合によっては防湿用に薄いコンクリートを打っています。

床下収納を開けて下が土であれば「布基礎」、土でなくコンクリートであれば「防湿コンクリートの布基礎」もしくは「ベタ基礎」です。

 

ベタ基礎」の方が「布基礎」より耐久性と耐震性に優れているため、現在は「ベタ基礎」を採用することが多いようです。

家の傾きを直す際、基礎の種類によって適した工法が変わることがあります。

自宅の基礎はどちらのタイプなのか確認しておきましょう。

基礎が劣化していると、家の傾きの原因になってしまう

家の傾きの原因としてもっとも多いのは地盤沈下です。

しかしながら、「基礎のひび割れや劣化」も傾きの原因として非常に多く見受けられます。

 

家を支える基礎は頑丈な鉄筋コンクリートで出来ていますが、度重なる地震や老朽化で少しずつ劣化していきます。

鉄筋コンクリートの平均寿命は30年から40年です。

コンクリート自体の寿命は50年から100年と長いとはいえ、鉄筋はより早い段階で少しずつ錆びていってしまうのです。

また、湿気・乾燥・紫外線や排出ガスなどが理由で寿命がより短くなることもあります。

 

基礎が劣化してしまうと、

 

  • 基礎にヒビが入り家の傾きの原因になる
  • 耐震性が低くなり地震の際に家が倒壊する可能性が高まる

 

など、当然ながら家にとって悪い影響しかありません。

地盤が強固な地域にもかかわらず自覚できるほどの家の傾きがある場合、もしかしたら基礎が劣化しているのかもしれません。

基礎の状態を見るならまず「ひび割れ」を確認しよう!

基礎の劣化を確認するのに一番簡単な方法は「ひび割れ」のチェックです。

大きなひび割れ

基礎に大きなヒビ(構造クラック)がある場合、そこから鉄筋コンクリートの内部に雨水が入り込みます。

鉄筋の錆びが進行することで少しずつ膨張し、コンクリートの「爆裂現象」を引き起こすこともあります。

錆びて膨張した鉄筋により、コンクリートが内部から破壊されて部分的に欠落してしまうのです。

こうなると鉄筋がむき出しになり、基礎の強度が大幅に落ちてしまいます。

 

一方、基礎の表面に見られる小さなヒビ(ヘアークラック)の場合は、内部に悪影響を与える可能性は低いと言えるでしょう。

耐震性が大きく低下しているわけでもありません。

国土交通省の定めで「ヒビの幅が0.3mm以下、深さが4mm以下」はコンクリートが乾燥によって収縮したこと、あるいは湿気によって膨張したことが理由で出来た変化の範囲内だとされています。

 

もちろん、月日とともにヒビが大きくなっていったり、ヒビから雨水が染み込んで中のコンクリートに悪影響を与えたりする可能性もゼロではないでしょう。

しかしながら、緊急で補修しなければいけないヒビではありません。

 

補修するとしても表層を補修用のチューブモルタルモルタルパテで上塗りする程度の、簡易的な補修で問題ないと思われます。

補修工事が必要なひび割れ5つ

緊急性の低い小さなヒビ(ヘアークラック)に対して、補修が必要なひび割れもありますのでご紹介します。

1.水平方向に入るひび割れ

水平方向にヒビが入っている場合、配置された鉄筋に沿ってヒビがあることが多く、コンクリート内部にある鉄筋の錆びによる膨張が原因である場合がほとんどです。

錆びて膨張した鉄筋が、コンクリートを内部から押している状態です。

縦よりも横のクラックの方が雨水を受け止めやすく、その分基礎の劣化が早くなります。

2.幅が0.3mm以上、深さが4mm以上のひび割れ

大きなひび割れはヒビがコンクリート部分だけでなく内部の鉄筋にまで影響している可能性が高いため、基礎が破損して家が傾く危険性があります。

小さなヒビ(ヘアークラック)に対して、幅が0.3mm以上、深さが4mm以上のひび割れを「構造クラック」と呼びます。

構造クラックは建物の耐久性や耐震性に大きな悪影響を及ぼします。

3.一部の範囲に集中している細かいひび割れ

部分的に地盤沈下している・家の一部が傾いている・荷重が一点に掛かっているなど、基礎の一部にいびつな負荷がかかり、その負荷によってヒビが入っている可能性があります。

地盤沈下や家の傾きは自然に直ることはなく、少しずつ悪化していく場合がほとんどです。

沈下や傾きが悪化するにつれて基礎へのいびつな負荷は増していき、基礎の破損も進行してしまうのです。

4.雨染みが発生している状態

基礎のコンクリート部分に雨染みが発生しているということは、内部まで水が入り込んでいると判断できます。

中に水が浸入すると鉄筋が錆びやすくなり、基礎の強度が大きく失われてしまうため、早期の補修が必要です。

「爆裂現象」による、基礎コンクリートのはく離・はく落の前兆と言えるでしょう。

5.基礎コンクリートのはく離・はく落

基礎のコンクリート部分が剥がれ落ちて鉄筋が見えていたり、ヒビの周りが細かく割れていたりする状態です。

放置しておくとひび割れが広がるだけでなく、家が傾く可能性も高くなりますから、早急に補修工事を行いましょう。

基礎をケアする工事は大きく分けて4種類

基礎を強くする、あるいは補修する工事は、大きく分けると4種類です。

 

  • 基礎の打ち直し
  • 基礎の増し打ち(抱き基礎)
  • 基礎の補修工事(エポキシ樹脂注入)
  • 基礎の補強工事(アラミド繊維の貼付)

 

このうち、基礎の補修工事(エポキシ樹脂注入)補強工事(アラミド繊維の貼付)は同時に行われることが多いようです。

1.基礎そのものを作り直す「基礎の打ち直し」

家の基礎そのものを作り直すことで、基礎を現状より強くする方法が「基礎の打ち直し」です。

布基礎をベタ基礎に打ち直す、無筋基礎を鉄筋コンクリートで打ち直すなどが一例です。

 

より耐震性・耐久性を高めたい場合、あるいは築年数が長くなったため基礎が劣化してしまった場合の手段になります。

費用・施工期間ともに一番コストがかかる方法ですが、基礎が強く新しいものになるため耐震性はもちろんのこと、基礎が原因となる家の傾きも抑制できるでしょう。

 

建物の規模にもよりますが、数百万単位の費用がかかります。

2.弱い部分を補強する「基礎の増し打ち(抱き基礎)」

「基礎の増し打ち(抱き基礎)」は、もともとある基礎の外周に追加で鉄筋コンクリートを打つことによって補強する方法です。

抱き基礎

古い家では無筋のコンクリート基礎であることも多く、抱き基礎を造ることで鉄筋コンクリートによる基礎強度向上が見込めます。

 

また、基礎が弱い部分のみ施工することで、基礎全体の打ち直しに比べて費用を抑えられます。

費用が抑えられる反面、基礎の打ち直しほどには耐震性と耐久性が高くなるわけではありません。

 

施工範囲によりますが、50万円~150万円が最多価格帯です。

3.基礎の補修工事(エポキシ樹脂注入)

基礎の補修工事は、基礎の中で問題がある(今後悪影響が出る可能性がある)ヒビにエポキシ樹脂を注入し、上からモルタルなどを塗り目立たなくさせる方法です。

樹脂注入

ヒビを放置しておくとそこから雨水が入り込み、中の鉄骨を腐食させて基礎を弱らせてしまいます。

雨水が入り込む隙間を埋めることで、基礎の劣化を防止する工事です。

 

ヒビを補修するだけですから、基礎の強度が向上するわけではありません。

基礎の劣化を防ぐ・遅らせるためのケアと言えます。

 

費用は数万円~20万円程度で、比較的安価です。

4.基礎の補強工事(アラミド繊維の貼付)

ひび割れの補修と主に行われることが多い、基礎の補強工事です。

ひび割れがある場合はそこを樹脂で埋め、その上から特殊な樹脂やアラミド繊維などで作られたシートを貼り付けて強度を高めます。

家の傾きを予防する「基礎補強工事」とは?工事内容や費用相場を解説!

最後に表面を仕上げて完成です。

シートを貼ることで基礎が劣化しづらくなる、耐震性が向上するといった効果があります。

 

施工範囲によりますが、50万円~150万円が最多価格帯です。

基礎の不調は家の不調と同じ。早めの対策を!

基礎に小さなヒビ(ヘアークラック)がある程度であれば、建物の構造にとって危険ではありません。

一方、水分が侵入するほどの大きな亀裂(構造クラック)は基礎の内部にある鉄筋を膨張させ、コンクリートを内部から破壊する「爆裂現象」を引き起こすこともあります。

 

家を支える基礎のメンテナンスを怠っていると、家の傾きや倒壊の原因になってしまいます。

普段は見ることがない場所だからこそ気にかけておく必要があるのです。

 

長く同じ家に安心して住み続けるためには、基礎のメンテナンスは欠かせないもの。

気になるひび割れを見つけて「基礎が劣化しているのかな?」と思ったら、一度調査を依頼してみてはいかがでしょうか。

よくあるご質問

家の傾きはないのですが基礎に亀裂が多く今後が不安です。基礎補強工事の相場を教えてください。
工事内容と施工範囲によりますが、50万円~150万円が最多価格帯です。詳細な金額は無料見積もりをご依頼ください。
家が傾いているだけではなく基礎も破損しています。どの業者に相談するべきでしょうか?
まずは家の傾き修正業者に相談しましょう。傾き修正と同時に基礎補強を行うことで費用を節約できます。
ネットからの無料相談
傾きの範囲・家の広さ・築年数で傾きの修理費用が簡単にわかります!
簡単10秒見積フォーム