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仮住まい・引越し不要で家の傾きを直せる!?

家の傾きを直すべき角度とその計算方法

家の傾きを直すべき角度とその計算方法

家の傾きの角度が1度とは?

中古住宅の案内に目を通すと、たまに家の傾き1度という表記を見かけます。

これは分数に直すと17/1,000となり、フローリングであればゴルフボールも勢い良く転がる傾きです。

この傾きでは睡眠障害や疲労感が抜けないなど、重度な健康被害が頻繁に見られます。

ベッドや机の足に本などを挟み、水平調節をしないと生活ができないレベルだと思います。

傾きの角度が3度を超えると倒壊する可能性が出てくる

3度を分数に直すと52/1,000となり、1メートルにつき5.2センチ傾いている状態です。

築年数が古い建物の場合、軸組が平行四辺形に変形している可能性が高いと言えます。

頑丈な家であっても、今後の地震で倒壊する可能性もわずかですがありますので、健康被害の話どころではありません。

対応を何もせずにそのまま住み続けるのは大変危険です。

 

【参考記事】 家が倒壊する原因を解説!倒壊しやすい家5つの特徴とは?

家が倒壊する原因と前兆を解説!倒壊しやすい家5つの特徴とは?

家の傾きを直すべき角度

一般論として、傾きが10/1,000(1メートルにつき1センチ)を超えている場合は積極的に家の傾き修正工事を検討したほうが良いと言われています。

 

【参考記事】 家の傾きの許容範囲は何度?調べ方から修理費用まで総まとめ

家の傾きの許容範囲は何度?調べ方から修理費用まで総まとめ

 

しかしながら、ストレスがたまる・頭痛がする・めまいがする・肩がこりやすい等の健康被害の前兆がある場合には、傾きが小さかったとしても、症状が悪化する前に対処するべきでしょう。

 

【参考記事】 家の傾きはどのような健康被害を引き起こすのか?

家の傾きはどのような健康被害を引き起こすのか?

家の傾きの角度の計算方法

地震保険会社の契約書類やインターネット上で家の傾きについて調べると、傾きの角度での表記が多いことに気づかれると思います。

1メートルにつき何ミリ傾いているか判明した場合でも、傾きの角度といわれると「?」となりますよね。

 

角度の計算では「三角関数」で出てきた「tan(タンジェント)」を使います。

例えば、1メートルにつき14ミリ傾いているとすると、底辺が1,000ミリで高さが14ミリの直角三角形ができます。

ということは底辺(1,000)×tan?度=14という式が成り立ち、tan?度=14/1,000つまり、tan?度=0.014と変換できます。

 

これを関数電卓で計算(もしくは三角関数表で参照)すると?度=0.802度となりますから、0.8度の傾きがあることがわかります。

この場合は、国による被害認定基準では「半壊」に該当し、一般的な地震保険会社による被害認定基準でも「半損」になります。

以上の計算は手間がかかると思いますので、結果だけ知りたい方は下記の早見表を御覧ください。

家の傾きと角度の早見表

家の傾きと角度の早見表

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3/1,000は何度? 分数を角度に変換する計算方法とは

上記の複雑な計算方法を使わずに、電卓もしくはスマホアプリでも可能な「分数を角度に変換する計算式」をご紹介します。

 

電卓で「3」÷「1000」×「180」÷「3.14」を計算してみましょう。

計算結果は「0.1719……」と出てくるはずです。

この計算式で、3/1,000の傾斜は0.17度という結果が分かります。

 

計算式の「3」の数字を変えることで、?/1,000といった分数表記を角度表記に変換できるのです。

6/1,000は何度? 分数を角度に変換する計算式を使ってみよう

上記にならって、電卓で「6」÷「1000」×「180」÷「3.14」を計算してみます。

計算結果は「0.3439……」ですよね。

つまり、6/1,000の傾斜は0.34度です。

この記事にある「tan(タンジェント)の計算」や「早見表」の数値と一致しています。

 

「分数を角度に変換する計算式」を公式として覚えておくと、中古住宅の購入や地震保険の保険金請求の時に役に立つはずです。

よくあるご質問

家の傾きの角度が1度あると危険ですか? また、分数で表すといくつになりますか?
1度の傾きでは睡眠障害や疲労感が抜けないなど、重度な健康被害が頻繁に見られるため危険度が高く、早めの修正工事をおすすめします。分数で表すと17/1,000、つまり1メートルにつき17ミリ傾いている状態です。
6/1,000の傾斜は何度ですか? 分数を角度にする計算方法を教えてください。
電卓で「6」÷「1000」×「180」÷「3.14」を計算すると結果は「0.3439……」です。つまり、6/1,000の傾斜を角度で表すと0.34度になります。「6」÷「1000」の部分が6/1,000を表しています。
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