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仮住まい・引越し不要で家の傾きを直せる!?

家の傾き5つの原因とは?それぞれの対処法・対策方法を知っておこう

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早めに知っておきたい、家の傾きの主な5つの原因とは

「自宅が傾いているけど、原因がよくわからない……。今後どうなるか不安」

「家の傾きを直すなら応急処置ではなく、原因からスッキリと解決したい」

このようなお悩みをお持ちの方もいらっしゃると思います。

 

家の傾きの原因は様々です。

ご自宅の傾きの原因を把握しておくことは、解決策・対策方法を考える際に役立ちます。

沈下修正業者との打合せや、見積もり比較の手助けにもなるでしょう。

この記事では、家が傾く5つの主な原因についてお伝えしていきます。

 

地震による液状化が家の傾きの原因

地盤が弱い地域で大地震が発生すると、液状化現象により地盤内の水分が流出して地盤沈下が起こります。

建物が建っている地盤で液状化現象が発生した場合、地盤が均一に下がっていくことはまれで、家が傾きながら沈下していく不同沈下現象が多く見られます。

家の重量により地盤そのものが変形していきますので、場所によって不均一な沈下を引き起こし、家を傾けてしまうのです。

 

液状化現象によって家が傾いた場合の対策方法は?

液状化により地盤は非常にゆるくなっています。

地盤内の水分が流出しきっているのか、もしくはまだ多く残っていて再液状化の危険性があるのか、この判断は地盤調査を行ったとしても難しいようです。

 

【参考記事】 液状化した地盤の再液状化に要注意!

液状化した地盤の再液状化に要注意!

 

この場合、「耐圧板工法」や「土台上げ工法」によって家の傾きを直したとしても、液状化した地盤の上に建物が乗っている状態のままであり、今後の不安が残ります。

根本的に解決するための液状化対策としては、「薬液注入工法」によって地盤改良を行いつつ家の傾きを直す工事か、あるいは「アンダーピニング工法」で良好地盤の深さまで杭を打ち傾きを直す工事が適しています。

軟弱地盤の地盤沈下が原因

軟弱地盤上に家を建てると、その重みによって地盤が圧密され、じわじわと沈下していきます。

 

【参考記事】 家が傾く原因を解説!地盤と建物が沈下する「圧密沈下」と「液状化」とは

家が傾く原因を解説!地盤と建物が沈下する「圧密沈下」と「液状化」とは

 

軟弱地盤上に乗っている家のバランスが均一であれば地盤も平均的に沈下して、年月とともに土が引き締まり安定するでしょう。

しかし、家の一方向にのみ2階があるなど、重量が偏っている場合は重いほうだけが沈下し、家が傾いた状態になってしまいます。

家のバランスがよくても、地盤の固さが不均一(敷地の一部に盛り土をしている等)であれば、結局は同じ結果になります。

 

軟弱地盤が原因で家が傾いた場合の対策方法は?

軟弱地盤の沈下が収束していると確信がある場合は「耐圧板工法」、不確かな場合は「アンダーピニング工法」が適しています。

 

盛り土をしてよう壁で囲った土地や、基礎の一部がコンクリート造の駐車場に乗っている高台の住宅など、強固な地盤と軟弱な地盤が明らかに線引きできる場合があります。

このような場合は、傾いている側の基礎(軟弱な地盤上の基礎)にのみジャッキを設置してジャッキアップすれば問題ありません。

コストを抑えるため、ジャッキ設置範囲(沈下修正範囲)を限定した工事も選択肢の一つになります。

大地震による地盤のずれが原因

大きな地震によって地盤にずれが生じ、段差ができて家が傾いてしまう場合があります。

これも地盤沈下現象の一種で、強固な地盤でも起こりうる現象です。

東日本大震災では震度6強に見舞われた地区で地盤が部分的にずれてしまい、建物が傾いたケースがありました。

その地区は地盤が固く近隣の被害はほぼありませんでしたが、ちょうど地盤のずれている部分に建っていたお家だけが被害を受け傾いてしまったのです。

 

地盤のずれが原因で家が傾いた場合の対策方法は?

「大震災により家が傾いてしまったけれど、近隣住宅は全く被害がないみたい……」

このケースは、ご自宅の敷地のみ地盤がずれている可能性があります。

ただ、地盤が深い位置まで軟弱とは考えにくいため、家の傾き修正工法は限定しなくとも良さそうです。

もちろん地盤被害の程度にもよりますから、複数の専門家に意見を聞くことを忘れてはいけません。

床の下地材の劣化が原因

築年数が経てば建物自体が劣化することは想像できますが、実は床下も劣化していきます。

床の下地材は劣化すると凹んでいくので、その上に立っていると部屋が傾いているように見えるのです。

水分によって腐食しやすい浴室付近で多く見られる現象です。

 

しかし、実際傾いているのは床だけで基礎自体は問題ない場合があります。

もちろん床と基礎の両方が傾いている可能性もありますから、そこは専門家に確認してもらいましょう。

 

下地材の劣化が原因で家が傾いた場合の対策方法は?

基礎に傾きがなく、木材や床のみが傾いている場合は「土台上げ工法」が適しています。

ただ、傾いている範囲が狭く、傾きの程度も小さい場合は、床の張り替えなどの内装リフォームだけで問題ないと思います。

建物の構造上の問題が原因

新築時に無理なプランで建てようとしてしまい、柱や土台が傾いているケースがあります。

いわゆる欠陥住宅のことです。

その場合でも、傾きが1メートルにつき3ミリ(3/1,000)以内であれば許容範囲とされています。

もし新築物件で傾きが1メートルにつき6ミリ(6/1,000)を超えるようであれば、建築業者に欠陥住宅の可能性を指摘できるでしょう。

 

構造上の問題が原因で家が傾いた場合の対策方法は?

基礎は水平なのに、柱・土台・壁などが傾いている場合、基礎のジャッキアップで修正することは困難です。

基礎はそのまま残して、傾きがある部屋のみリフォームするのが最適だと考えられます。

まとめ

以上をまとめると、家の傾きは地盤沈下を原因としたものと、建物自体の問題の2つに分けられます。

地盤沈下には、ここに紹介した以外にも原因が複数あり、「知らないと怖い地盤沈下の主な7つの原因」の記事でも取り上げてますので、そちらもご参照ください。

知らないと怖い地盤沈下の主な7つの原因

 

傾きの原因をしっかりと把握し、今後の対応を早めに考えておくことをおすすめします。

このページの用語解説

圧密(あつみつ)とは

上部からの圧力により土の体積が減少することを圧密と言う。土の上に家などの重みがかかると、土内部の水と空気が搾り出されて引き締まった土ができる。引き締まった分、表層が沈下する。

アンダーピニング工事(あんだーぴにんぐこうじ)とは

基礎の下の土を堀り、家の重さを利用して、ジャッキを伸ばすことにより杭(鋼管杭、コンクリート杭など)を地中にめりこませて行く。杭の継ぎ足しを繰り返し、固い層まで杭が到達した状態でジャッキを伸ばすと建物が上がってくる、という原理を利用した、家の傾きを直す工事のこと。固い層より建物を支えているので再沈下の可能性は低い。詳しくは「家の傾き修正工法のそれぞれの特徴と予算の目安」へ。

液状化現象(えきじょうかげんしょう)とは

砂と水が多い地盤が揺れると発生する。水と砂が分離して、水が噴き出してしまう現象。地盤沈下を引き起こす。

地盤沈下(じばんちんか)とは

土の中の隙間が埋まって表層の土地が陥没すること。地震による液状化でも発生する。

耐圧板工法・耐圧盤工法(たいあつばんこうほう)とは

基礎の下の土を部分的に掘り出し、50cm×50cm前後の鉄の板とジャッキを土の上に設置して基礎を上げていく工法のこと。詳しくは「耐圧板工法で家の傾きを基礎から直す!費用や特徴・注意点を徹底解説」へ。

土台(どだい)とは

基礎の上に横置きする角ばった木材のこと。その上に柱を立て金具などで固定する。

土台上げ工法(どだいあげこうほう)とは

基礎と土台をつなげている金具を取り外し、基礎はそのままで土台より上だけをジャッキで上げていく工法のこと。詳しくは「家の傾き修正工法のそれぞれの特徴と予算の目安」へ。

軟弱地盤(なんじゃくじばん)とは

建物を建てると今後悪影響がでると推定される強度の地盤のこと。明確な基準はない。

不同沈下・不等沈下(ふどうちんか・ふとうちんか)とは

地盤沈下の影響で建物が傾いた状態のこと。地盤沈下がおきても、建物がストンと傾かずに沈下した場合は不同沈下とは言わない。

盛り土(もりつち・もりど)とは

斜面の土地で、低い部分に土を入れて平坦な地面を作ること。比較的軟弱な地盤になる。

薬液注入工法(やくえきちゅうにゅうこうほう)とは

液体を基礎下の土の中に注入して、その注入圧によって地盤ごと基礎を持ち上げて家の傾きを直す工法。傾きの修正だけでなく地盤改良も兼ねることができる。詳しくは「家の傾き修正工法のそれぞれの特徴と予算の目安」へ。

擁壁(ようへき)とは

斜面や段差がある土地で、崩れてこないように土を留めて(とどめて)おく為に作られた、鉄筋コンクリート造の壁のこと。土留め(どどめ)の一種。

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