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仮住まい・引越し不要で家の傾きを直せる!?

柱の傾き4つの原因とは?傾きの許容範囲と修理方法を解説します

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柱の傾き4つの原因とは?傾きの許容範囲と修理方法を解説します

ふとした瞬間に気づく、柱の傾きやゆがみ。

一度見つけてしまうと、それからずっと気になってしまいますよね。

「放置していたら家が倒壊するのかも……」と、不安な気持ちを抱えている方も多いかもしれません。

 

そこで今回は柱の傾きの原因許容範囲、そしてその修理方法について解説していきます。

 

木造住宅だから柱が傾きやすいわけではない!傾く原因はさまざま

柱の傾きの原因は複数あり、それは木造住宅以外でも当てはまります。

鉄筋コンクリートで作られたマンションでも起こり得る現象です。

 

築年数が長く、経年劣化で柱が傾いてくる場合もありますが、新築でもすでに傾いているケースもあるのです。

柱の傾き 原因① 「構造上の問題」

構造上の問題で柱が傾いている場合があります。

たとえば、本来4本の柱で支えるべき重量を、デザイン重視で3本に減らしている場合です。

 

柱に過剰な負担がかかると、傾いてしまう可能性が高まります。

オープンスペース吹き抜けを採用する場合は、構造の耐震性に注意する必要があるでしょう。

 

この場合は施工ではなく設計に問題があったと言えるのではないでしょうか。

実際に家が建つと予想されなかった負荷がかかることで、柱に傾きやゆがみが発生してしまうわけです。

 

柱の傾き修理方法……構造上の問題で柱が傾いている場合

主要部分にある通し柱は取り換えることができません。

構造に問題があり柱が大きく傾いている場合、建て替えるかもしくは大規模リフォームをするしかないでしょう。

 

もし、柱の傾いている方向がまちまちであり、それぞれが6/1,000以下であるのならば、主要構造部分に問題はないと判断しても良いかもしれません。

建築士や住宅診断士の指示を受け、柱はそのままで耐震補強工事を行うのが現実的かと私は考えています。

柱の傾き 原因② 「施工の問題」

デザインや構造に問題がなくとも、施工精度が不十分で柱が傾く場合があります。

施工時に締めたネジが緩かった、もしくは施工そのものが雑だったために傾いてしまうこともあるのです。

 

柱が傾いたことに気づかず工事を続けると、そのまま壁も傾いたまま取り付けてしまい、出来上がった時点で部屋全体が傾いている状態になってしまいます。

柱だけではなく床の施工でも同様のことが考えられます。

 

柱の傾き修理方法……施工の問題で柱が傾いている場合

構造自体に問題がないのであれば、傾きがある柱だけを交換できるかもしれません。

施工が不十分なだけであるなら、家全体に不具合がある可能性は低く、部分的なリフォーム工事で問題ないと推測されます。

リフォーム業者には、耐震診断も併せて依頼するとより安心でしょう。

柱の傾き 原因③ 「地盤の問題」

地盤の問題で柱が傾いている場合もあります。

地盤沈下により家が傾いてしまい、基礎ごと柱が傾斜している状態です。

 

一番多いケースが、盛土や埋立地などのもともと軟弱な地盤が、家の重みでジワジワと沈下してくる現象です。

家の近くで工事が行われ部分的に地盤の強度が落ちてしまう、あるいは家の近くの木が根腐れを起こしてしまう、なども地盤沈下の原因です。

 

【参考記事】 家の傾き5つの原因とは?それぞれの対処法・対策方法を知っておこう

家の傾き5つの原因とは?それぞれの対処法・対策方法を知っておこう

 

もし地盤の問題であった場合、個人で地盤を修正することは不可能ですから、専門家に任せる必要があります。

 

柱の傾き修理方法……地盤の問題で柱が傾いている場合

家の傾き修正工事を専門としている業者に相談するべきです。

基礎と柱が同時に傾いている場合、基礎の傾きを直せば柱も直ります。

建具と柱がずれていて隙間が発生している場合も、家の傾き修正工事で解決できるでしょう。

柱の傾き 原因④ 「経年劣化による問題」

4つ目の理由は「経年劣化」です。

木材は水もしくは湿気に長期間触れていると、腐朽菌(ふきゅうきん)が発生し、腐食してしまいます。

木造住宅の場合、知らない間に柱や梁、筋交いなどが腐食していることは決して珍しいことではありません。

 

多少であれば問題ないものの、腐食の程度や範囲が大きい場合、柱や床の傾きといった症状が出てきてしまいます。

特に築年数が古い中古住宅の場合、経年劣化によって柱や床が傾いている可能性が高いでしょう。

新築住宅においても、漏水や雨漏りなどが原因で腐食による傾きが生じることもあります。

 

柱の傾き修理方法……経年劣化で柱が傾いている場合

柱の傾きが直せるかどうかは、腐食と傾斜の程度で判断するしかありません。

腐食している部分を切断し、そこだけを新しい角材と差し替える工事も選択肢のひとつです。

建設会社もしくはリフォーム会社に相談しましょう。

ひとつの原因だけでなく、複数の要素が絡み合って柱が傾いてしまうこともある

柱が傾く原因は、必ずしも上記の4つに分類されるわけではありません。

シロアリカビ紫外線などが原因である可能性もありますし、いくつかが合わさって、結果として傾いていることも十分に考えられます。

雨漏りもしくは基礎に亀裂があるなど、明らかに原因がわかる場合もあれば、住宅診断を受けないと原因がわからない場合もあります。

柱の傾きの許容範囲とは? 簡易的な測り方もご紹介

「柱が傾いているような気がする」と感じたら、まずはご自分で調べてみることをおすすめします。

 

5円玉セロハンテープメジャーを用意しましょう。

5円玉に糸を通して結び、糸の反対側をセロハンテープで柱に貼り付けると、5円玉と柱の間に隙間が出来て、三角形になります。

糸の長さを1メートルにして柱と5円玉の距離を測れば、1メートル(1,000ミリ)につき何ミリ柱が傾いているかがわかります。

 

もしその距離が10ミリであれば、10/1,000傾いてると言えます。

この場合は、国による傾きの基準(新築3/1,000・中古6/1,000)を大きく超えていると判断できます。

 

【参考記事】 知っておくべき法律による家の傾きの許容範囲・被害認定基準

知っておくべき法律による家の傾きの許容範囲・被害認定基準

 

また、最近では傾きを測定できるスマートフォン用アプリも多数公開されているため、いくつかの手段を併用し、測定精度を上げると良いかもしれません。

 

【参考記事】 スマホで家の傾きをチェック!簡単に使える『傾斜測定アプリ』6選

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柱だけではなく床の傾きも確認!

柱の傾きが気になった場合には、床の傾きも確認してみましょう。

床と柱が垂直のままであれば、地盤の影響で家自体が傾いている可能性があります。

柱の傾きの原因が判明すれば、対策方法も決まります。

 

【参考記事】 プロが厳選!自分でできる家の傾きの簡易的な測り方8選

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経年で多少の傾きが出ることも。気になるなら調査を依頼しよう

木造住宅に限ったことではありませんが、家は長く住めば住むほど多少の不具合が出てきてしまうものです。

柱が一本だけ少し傾いている程度であれば、過剰に心配する必要はありません。

ただ、全ての柱が同じ方向に傾いている基礎に亀裂が入っている傾きが6/1,000を超えているなどの場合は、早めに専門家に相談すべきです。

 

今の家の状態を把握しておくと、不安な気持ちも和らぎます。

万が一への備えは、自分でできる範囲から始めていくと良いかもしれません。

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