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仮住まい・引越し不要で家の傾きを直せる!?

知っておくべき法律による家の傾きの許容範囲・被害認定基準

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知っておくべき法律による家の傾きの許容範囲・被害認定基準

家の傾きは何度までが許容範囲なのか?

  • 新築の家なら、1,000ミリ(1メートル)につき3ミリ、角度表記:0.17度
  • 中古住宅なら、1,000ミリ(1メートル)につき6ミリ、角度表記:0.34度

上記の数値が、家の傾きの許容範囲とされています。

法律には「家の傾きと不具合の相関関係」の定めがある

どの程度の家の傾きで工事に着手すべきかの判断は人それぞれです。

家の傾きは、「住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)」で、新築の家でも基準点より1,000ミリ(1メートル)離れた所で3ミリ以下は許容範囲とされています。

ただ、数値が許容範囲外だったとしても、気にならないとか、不便ではなければ修正工事を行う必要はないと言えます。

ところが、閉まった扉が開かなくなったり、その逆であったり、暮らしに不便を感じたり、気になって眠れないとか、気分が悪いとかで体調に支障をきたすようであれば、実情や実態は、調査しなければ誰もわかりませんから、ひとまず測量・診断の確認をなさってみることをおすすめします。

見積もりはそれからのことです。

 

頑丈な最近のベタ基礎の場合を除き、家の傾きの角度はどの部屋も一定という事はまれです。

特に築年数が経過している中古住宅では、たとえばリビングより和室の方が傾きの角度が急など、部屋によりまちまちな場合があります。

地盤の部分的な陥没で、一部の部屋のみ傾いているという事例もあります。

 

家の傾きは住んでいる人だけでなく、柱や壁などにいびつな負担をかけ続けています。

大震災に備え、今後の耐震性を考えることも必要です。

国による家の傾きの被害認定基準

大震災での家の傾きによる「家屋の被害認定基準」を、国は定めています。

熊本の地震でもニュースになりましたが、市町村は国の基準に当てはめて「り災証明書」を発行します。

り災証明書とは、生活再建の支援金を受け取るために必要な書類で、「全壊」「大規模半壊」「半壊」「半壊に至らない(一部損壊)」の4種類に分けられています。

この区分により、行政よりの支援金額が異なりますし、受け取れる義援金の額も変わります。

 

  • 「全壊」とは家の傾きが1/20以上の場合を指します

参考までに計算すると、メートル表記:基準点より1メートル離れた所で5センチ以上、角度表記:2.86度以上となります。

 

  • 「大規模半壊」とは家の傾きが1/60以上1/20未満の場合を指します

参考までに計算すると、メートル表記:基準点より1メートル離れた所で1.7センチ以上5センチ未満の場合、角度表記:0.95度以上2.86度未満となります。

 

  • 「半壊」とは家の傾きが1/100以上1/60未満の場合を指します

参考までに計算すると、メートル表記:基準点より1メートル離れた所で1センチ以上1.7センチ未満、角度表記:0.57度以上0.95度未満となります。

 

  • 「一部損壊」とは、家の傾きは半壊基準未満だが、震災による破損が外壁や基礎などに目視で確認できる場合を指します

この場合は傾きによる判定は行わないため、破損が目視で確認できない場合は「被害なし」となります。

地震保険会社による家の傾きの被害認定基準

地震保険会社による基準と、国の基準は異なる場合があります。

「全損」「半損」「一部損」の3種類に分けられていて、角度表記の場合が多いようです。

家の傾きの角度による区分けの一例を、参考として下に記載します。

正確な数値は契約をしている地震保険会社に確認をお願いします。

 

  • 「全損」とは家の傾きの角度が1度以上の場合を指します

参考までに計算すると、分数表記:家の傾きが1/57以上、メートル表記:基準点より1メートル離れた所で1.7センチ以上となります。

 

  • 「半損」とは0.5度以上1度未満の場合を指します

参考までに計算すると、分数表記:家の傾きが1/115以上1/57未満、メートル表記:基準点より1メートル離れた所で0.9センチ以上1.7センチ未満となります。

 

  • 「一部損」とは0.2度以上0.5度未満の場合を指します

参考までに計算すると、分数表記:家の傾きが1/285以上1/115未満、メートル表記:基準点より1メートル離れた所で3ミリ以上9ミリ未満となります。

 

また、地震保険は家の傾きだけでなく、家の内外の損傷も判定材料になります。

損傷については担当者の判断による部分も多いので、こちらの主張によって結果が変わることもあります。

区分けによる金額の差が大きいため、少しの差で下のランクの認定を受けてしまった場合には、再鑑定依頼などの交渉をするのも一つの手です。

家の傾きと角度の早見表

家の傾きと角度の早見表

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このページの用語解説

ベタ基礎(べたぎそ)とは

建物の床下全体に鉄筋入りコンクリートを打っている基礎のこと。

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