ジャッキアップで家の傾きを直す工法(制振アンダーピニング工法)
制振アンダーピニング工法(コンクリート杭圧入工法)の流れ
レフトハウジングの制振アンダーピニング工法では、特製コンクリート杭(15cm×15cm×高さ30cm)を支持層まで圧入を繰り返し、家の傾きを修正します。
特製コンクリート杭が家の重量と油圧ジャッキの圧力をうけ、軟弱地盤にグングン押し込まれていきます。
耐圧板工法と比べて瞬間的な反力は少ない一方、再沈下の可能性はほとんどありません。
1. お庭などの土の部分から、ご自宅の基礎の下を掘ります。
基礎の横が掘れない場合にはトンネルを掘り、基礎の下の作業スペースを確保します。 |
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2. 特製コンクリート杭(15cm×15cm×30cm)と油圧ジャッキ、修正金具をセットします。 | |
3. 黄色く色づいているものが修正金具です。
オレンジ色のものが油圧ジャッキです。 |
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4. 家の重さを利用して、特製コンクリート杭を土の中に押し込んでいきます。
1つのコンクリート杭が埋まったら、一旦ジャッキをずらして追加のコンクリート杭を置いて更に押し込んでいき、家が持ち上がるまで何度も繰り返します。 軟弱地盤の場合、100回近く繰り返すこともまれにあります。 |
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5. 硬い支持層までコンクリート杭が到達すると、杭が埋まる代わりにお家が持ち上がってきます。
そして最後は修正金具の高さを調整しながら、基礎をミリ単位でジャッキアップして、家の傾きを修正していきます。 傾きの修正完了後は修正金具ごと埋め戻しますので、以前より頑丈な基礎となり、支持層に到達しているコンクリート杭が家を守ってくれます。 |
比べてみてください「工事完了後の地盤断面図」
制振アンダーピニング工法の8つの特徴
埋め立て地・盛り土などの軟弱地盤上の建物に一番効果的な、支持層までのコンクリート杭圧入方式
充分な固さのある支持層まで特製コンクリート杭を押し込み、反力を得てから基礎をジャッキアップして家の傾きを修正します。
杭を通じて頑丈な地層の上に基礎が乗っている状態になるので、再沈下の危険性はほとんどありません。
また、鋼管杭と違い地下水や雨水などで錆びたり腐食することがありません。
再沈下の可能性はほぼありませんが、万一に備えた工事後10年間の無償保証制度
レフトハウジングでは無償での保証ができないような再沈下する可能性がある工事は行いません。
万一再沈下した場合には、無償でお直しいたします。
住んだままでの工事が可能
引っ越し、仮住居などは不要です。
工事中も電気・ガス・水道は使えるので、普段通りの生活が送れます。
お庭からの工事なので、在宅でもお出かけになっても大丈夫です。
特殊な修正金具とコンクリート杭の組み合わせによる制振機能
支持層まで到達しているコンクリート杭と基礎の間に、特殊な修正金具を設置します。
傾きの修正後は修正金具ごと埋め戻しますので、以前より頑丈な基礎となり、さらに家屋への振動を吸収してくれます。
全ての基礎に対応。部分的に家が傾いた場合でも工事が可能
基礎に破損がある場合でもご相談ください。
部屋の一部が傾いたなど、部分的な地盤沈下・地盤の陥没による傾きの修正もお任せください。
リフォームや増築した部分のみ、盛り土した部分のみの傾き修正も可能です。
工事によるご近所への騒音・振動被害が軽微
ご近所へ迷惑のかからないように軽トラック、軽ワゴンでお伺いします。
工事は人力での工程がほとんどなので、騒音・振動は気にならないと思います。
工事前・工事中・工事後の近隣への挨拶回りも当社スタッフにて全て代行可能です。お申し付けください。
技術者は公共事業の地盤沈下修正事業などで10~20年の経験者
家屋だけでなく、小中学校の校舎、体育館などの傾き修正工事も行ってまいりました。
一級土木施工管理技士・一級建築士による施工計画をもとに、公共事業の地盤沈下修正技術者として10~20年間の豊富な経験を持つ技術者が工事を行い、お客さまの家の傾きをミリ単位で修正いたします。
他社を圧倒した安心価格
長年の経験を積んだ当社の技術者により、独自に研究を進め、低コスト化を実現しました。
他社でお見積もりされて予算上の都合により断念された方も、ぜひ一度当社にご相談ください。
また、工事契約後に工事価格が変更になることはありません。
ご契約前の見積もりとして提示した金額以上に頂くことは一切ありません。
このページの用語解説
アンダーピニング工事(あんだーぴにんぐこうじ)とは
基礎の下の土を堀り、家の重さを利用して、ジャッキを伸ばすことにより杭(鋼管杭、コンクリート杭など)を地中にめりこませて行く。杭の継ぎ足しを繰り返し、固い層まで杭が到達した状態でジャッキを伸ばすと建物が上がってくる、という原理を利用した、家の傾きを直す工事のこと。固い層より建物を支えているので再沈下の可能性は低い。詳しくは「家の傾き修正工法のそれぞれの特徴と予算の目安」へ。
杭基礎(くいぎそ)とは
家の重さを支えるために地中に長い棒を打ち込み、その上に基礎を作っている状態のこと。鋼管杭、コンクリート杭、木杭などがある。
鋼管杭(こうかんぐい)とは
アンダーピニング工事の際よく使われる、鍛えた鉄で作られた杭のこと。ビル、マンション等の重量がある建物を支えるのは鋼管杭が適している。
コンクリート杭(こんくりーとぐい)とは
アンダーピニング工事の際よく使われるコンクリートで作られた杭のこと。通常の家屋を支えるのはコンクリート杭のほうが費用対効果が高い。水分量が多い地盤に適していて、鋼管杭と違い錆びによる腐食がない。
支持層(しじそう)とは
建物の重さを支えるのに十分な固さの地層のこと。一般の住宅と、ビルやマンションでは建物の重量が違うため、支持層と言える地層の深さは異なる。ビルやマンションの支持層は一般住宅よりはるかに深い。
地盤沈下(じばんちんか)とは
土の中の隙間が埋まって表層の土地が陥没すること。地震による液状化でも発生する。
地盤沈下修正工事(じばんちんかしゅうせいこうじ)とは
建物の傾きを直す工事の総称。沈下修正工事・家の傾き修正工事とほぼ同じ意味。薬液注入工法、アンダーピニング工法、耐圧板工法、土台上げ工法などがある。
耐圧板工法・耐圧盤工法(たいあつばんこうほう)とは
基礎の下の土を部分的に掘り出し、50cm×50cm前後の鉄の板とジャッキを土の上に設置して基礎を上げていく工法のこと。詳しくは「耐圧板工法で家の傾きを基礎から直す!費用や特徴・注意点を徹底解説」へ。
軟弱地盤(なんじゃくじばん)とは
建物を建てると今後悪影響がでると推定される強度の地盤のこと。明確な基準はない。
布基礎(ぬのぎそ)とは
建物の間取りに沿って、壁の下だけに鉄筋入りコンクリートを打っている基礎のこと。
ベタ基礎(べたぎそ)とは
建物の床下全体に鉄筋入りコンクリートを打っている基礎のこと。
盛り土(もりつち・もりど)とは
斜面の土地で、低い部分に土を入れて平坦な地面を作ること。比較的軟弱な地盤になる。