家の傾き修理・地盤沈下修正工事の見積書。確認すべき14項目のチェックリスト
見積書の見方・読み方
家の傾き修正工事は多くの機材を使用するため、見積書内の材料や工程を見ても専門用語が多くピンとこないと思います。
用語を一つ一つ確認していっても理解することは難しく、時間がかかります。
見積もり内容に重要なポイントが含まれているかどうかを確認することがもっとも大切です。
確認するべき重要な「見積書のチェックポイント」を以下に挙げていきます。
見積書内に記載がないようであれば必ず確認をとりましょう。
見積書のチェックポイント
- 見積もり日の記載はあるか?
- 工事名称、工事内容の記載は合っているか?
- 工事場所は自宅になっているか?
- 見積もりの有効期限はいつまでか?
- 施工会社の名称、住所は合っているか?
- 数字の計算、消費税の計算は合っているか?
- 何日間の工事か記載はあるか?
- 工事を行う技術者の人数の記載はあるか?
- 工事の準備(補助的な工事)、メインの工事(傾き修正工事)、雑費(交通費など)と着工から完工までの工程が記載されているか?
- 付帯作業有無の記載はあるか?
- 支払い条件の記載はあるか?
- 特記事項の記載はあるか?
- 保証の有無の記載はあるか?
- 見積金額以外に費用がかかる可能性の記載があるか?
複数社から同じスペック(仕様)で見積もり依頼をすることが重要
できるだけ多くの施工会社に、電話かメールで問い合わせましょう。
電話、メールの対応が悪かったり、遅かったりした場合は要注意です。
どの施工会社も見積もりの依頼、訪問説明の依頼などは歓迎してくれるはずです。
施工会社により技術と工法が異なるケースが多く難しいかもしれませんが、極力同じ条件を提示して比較するべきです。
工法が違ったとしても最低限として、追加料金の有無、保証の有無は必ず確認しておきましょう。
それぞれの施工会社を比較する6つの項目
- 施工会社の窓口となっている担当者の第一印象を比較する
- 測量と診断の報告内容を比較する
- 個(戸)別の実情や実態を施工計画に十分反映しているかどうか比較する
- 工事に対する意識の強さを比較する
- 再沈下させないよう努めているかどうかを比較する
- 工事の品質に自信を持っていて、完了後の保証を付けているかどうかを比較する
見積もり後の断り方
複数社への見積もり比較をした場合は、決めなかった業者に対して断りの連絡を入れる必要があります。
断りの連絡をするのは心苦しいですが、電話かメールで意思を伝えましょう。
お断りの連絡の際、金額的な理由、工法的な理由、他社の優れていた点などを正直に伝えると、見積もった業者側も今後に活かせる情報になるため感謝されます。
あいまいな態度をとっていると業者側でも「成約可能性がある案件」として管理し続けてしまうので、営業電話などを防ぐためにも連絡したほうが得策です。