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仮住まい・引越し不要で家の傾きを直せる!?

家が倒壊する原因と前兆を解説!倒壊しやすい家5つの特徴とは?

家が倒壊する原因と前兆を解説!倒壊しやすい家5つの特徴とは?

ここ数年の日本では、地震や台風、大雨など大きな自然災害が増えてきています。

防災意識が高まっている一方、「もし地震や台風で自分の家が倒壊してしまったらどうしよう」と不安も増えているかもしれません。

家屋は私たちを風や雨、寒さや暑さから守ってくれるものの、大震災や土砂崩れなどの自然災害が直撃すれば簡単に崩れてしまいます。

 

家の倒壊には原因があり、倒壊する前兆が出ていることもあります。

もっともわかりやすい倒壊の前兆は「家の傾きの悪化」です。

 

今回は、家が倒壊する原因倒壊の前兆倒壊しやすい家の特徴について解説していきます。

 

突然家が倒れる!?「自然倒壊」とは?

家が倒壊する原因は地震や台風などの自然災害だけではありません。

 

自然災害に見舞われたわけではないのに急に家が倒壊してしまう「自然倒壊」という現象も存在します。

複数の原因が積み重なって、最終的に「倒壊」してしまうのです。

ある日突然「家が倒壊する」というのは考えただけでもゾッとしますよね。

 

「自然倒壊」の多くは空き家で発生しています。

長期間誰も出入りしないことで湿気がたまりやすくなり、壁や柱、床などの劣化が早まるためと考えられます。

 

たいていは、住んでいれば誰でも気づくほどの倒壊の前兆があります。

人が普通に暮らしている家で自然倒壊が起こることはそうそうありません。

倒壊しやすい家5つの特徴とは?複数該当する場合は要注意!

 

  • 築年数が古い家
  • シロアリによって柱や梁が食い荒らされている家
  • 風通しが良すぎる家
  • デザイン性を耐震性よりも優先させた家
  • 震災や経年劣化により傾いた家

 

以上の5つが倒壊しやすい家の特徴です。

順番に解説していきます。

倒壊しやすい家の特徴① 築年数が古く、補強していない家

家の強度に関してよく語られる「耐震基準」は、大きな地震を節目として、年々厳しいものとなっています。

 

  • 1981年(昭和56年)以前の耐震基準 = 震度5に耐えられる家
  • 1981年(昭和56年)以降の耐震基準 = 震度6~7に耐えられる家

 

そのため築年数の古い家の多くは、現在の耐震基準を満たしていないと言えるでしょう。

 

 

耐震補強工事は費用がかかる、面倒くさいなどの理由で一切していない方も多いのではないでしょうか。

昔の耐震基準で建てられている」「柱や壁が腐食して家自体が弱くなっている」など、このような状態の家は比較的倒壊しやすいと判断できます。

倒壊しやすい家の特徴② シロアリによって柱や梁が食い荒らされている家

家を知らない間に食い荒らしてしまう恐ろしい「シロアリ」

シロアリが木造住宅の柱や梁を食い荒らし、家の耐久力を大きく下げていることがあります。

たださすがにシロアリが柱を食いちぎることのみで家が自然倒壊することは考えにくいでしょう。

 

シロアリによって耐久力が大きく落ちている状態で地震や台風の影響を受け、その結果倒壊してしまうという可能性は十分あり得ます。

倒壊しやすい家の特徴③ 風通しが良すぎる家

古い家は倒壊のリスクが高いと説明しましたが、築年数が浅いという理由だけで倒壊しにくいとは言い切れません。

 

風通しが良い家」「窓が大きい家」などと聞くと非常に魅力的に感じますよね。

ただこれらは、それだけ壁が少ないと言い替えることもできます。

 

間仕切り壁が少なすぎる、もしくは窓やサッシが大きすぎると、大地震の際に屋根を支える力が足りなくなるかもしれません。

バランスよく壁や窓が配置されていればリスクを軽減できますが、アンバランスな配置では耐震性に疑問が残ります。

倒壊しやすい家の特徴④ デザイン性を耐震性よりも優先させた家

最近ではデザイン性の高いおしゃれな外観の住宅がよく見られます。

ただデザインを優先しすぎると倒壊のリスクを抱えた家になってしまいます。

 

壁がしっかりあれば倒壊のリスクは少ないんじゃないの?」と思われるかもしれません。

快適に過ごせる家は大切ですし、デザイン性が高い家も素敵だと思います。

しかしながら、耐震性とのバランスを欠いてしまうほど、利便性・デザイン性を重視してしまうのは考えものです。

ビルトインガレージ(1階の一部が車庫)がある場合や、デザインで1階と2階の壁をずらしている場合、大きな地震でそこから崩れてしまうこともあるのです。

倒壊しやすい家の特徴⑤ 震災や経年劣化により傾いた家

経年による盛土の地盤沈下、もしくは大震災によって傾いてしまった家は少なくありません。

 

傾いた家は、傾きの大きい方向に向かって重心がずれてしまっています。

傾いた状態で地震が起きた場合、傾きが改善されることは考えにくく、たいていは最も低い部分がさらに沈下します。

これが繰り返されることで少しずつ傾きが進行し、倒壊のリスクを高めていってしまうのです。

 

家の構造(骨組)は水平を想定して作られています。

家の傾きにより柱や壁がねじれてしまったり木材の一部が折れてしまったりしています。

家の傾きの進行は倒壊の前兆であり、最大の原因とも言えるでしょう。

 

【参考工事事例】 倒壊の危険性が高い住宅の傾き修正工事

【家の傾き修正事例】神奈川県藤沢市 倒壊の危険性が高い住宅の傾き修正工事

 

家の傾きの悪化は倒壊の前兆?傾きが進行したら警戒しよう!

地震や台風など自然災害があった時、倒壊の危険がある家は「前兆」が出ているかもしれません。

具体的な前兆の例として、以下が挙げられます。

 

  • 家が傾く(悪化する)
  • 柱と床が垂直になっていない
  • 基礎と土台がずれている
  • 床がきしむ
  • 床が沈む(シロアリ被害がある場合)

 

特別な理由がなく、上記に該当する場合は特に警戒しましょう。

建物の構造(骨組)が劣化しているかもしれません。

 

強風の時に床や壁がきしむ程度であれば、それだけですぐ倒壊するわけではありませんから、過剰に気にする必要はないでしょう。

家の倒壊に備えておいて損はなし。深刻になる前に専門家に相談しよう

今回は家が倒壊する原因倒壊の前兆倒壊しやすい家の特徴をご紹介しました。

素人判断ではわからないことも多く、「もしかして私の家は倒壊するリスクがあるんじゃ……」と不安を覚える方もいらっしゃるかもしれません。

 

家の傾きの角度が3度を超えると倒壊する可能性が出てくる、と考えられています。

 

【参考記事】 家の傾きを直すべき角度とその計算方法

家の傾きを直すべき角度とその計算方法

 

家の傾きが以前から気になっていた方は、一度家の傾き診断を受けてみてはいかがでしょうか?

 

家は大事な家族を守ってくれる場所ですから、地震に耐えうる場所であって欲しいもの。

今後、大きな地震がくる可能性もありますから、今から備えておくことも大切ですね。

このページの用語解説

土台(どだい)とは

基礎の上に横置きする角ばった木材のこと。
その上に柱を立て金具で固定する。

よくあるご質問

家が倒壊する主な原因を教えてください。
築年数が古いけど補強していない、シロアリによって柱や梁が食い荒らされている、震災や経年劣化によって傾いているなど、さまざまな原因が考えられます。この記事で詳しく解説しています。
家が倒壊する前兆を教えてください。
柱と床が垂直になっていない、基礎と土台がずれてきている、床がきしむなどの前兆があります。もっともわかりやすい倒壊の前兆は「家の傾きの悪化」です。
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