サインしてからでは遅い!家の傾き修正工事契約書の注意点14項目
家の傾き修正工事の見積もりを数社から取り、工事を依頼する施工会社を決めた場合は、着工前に契約書にサインをして工事契約を結ぶことになります。
法律上では口約束だけでも工事契約は成立するのですがトラブルを招くだけですので、工事契約書は必ず着工前に取り交わすべきです。
勘違いや思い違いなどを避けるためにも、下記のチェックリストに沿って契約書の記載を最終確認してからサインしましょう。
契約書にサインする前の最終チェックポイント14項目
- 契約日の日付の記載はありますか?
- 工事名称の記載はありますか?
- 工事場所は正確な住所になっていますか?
- 工期が記載されていますか?
- 工事請負者の記載がありますか?それは見積書と同じですか?
- 工事金額は税込みで記載されていますか?見積書と同じ金額ですか?
- 支払い方法・支払い期日の記載はありますか?
- 振込口座は見積書と同じになっていますか?
- 添付書類(約款など)はありますか?
- 工事中の天災など不測の事態に対する決め事の記載はありますか?
- 工事後の保証についての記載がありますか?
- 責任者の名前の記載はありますか?
- ご自分が記入する欄以外に空欄は残っていませんか?
- 不明瞭・不明確な文章が記載されていませんか?
上記のチェックポイントをメモに取っておいて、契約時に確認しても良いと思います。
契約書の内容を正確に把握することはとても重要で、欠かすことができません。
このことはお互いの意識の再確認につながりますから、施工会社が誠実であればあるほど喜ばしく思うはずです。
たとえ1ヶ所でも不明瞭な点・疑問点を残したまま契約書にサインをしない
契約書の内容を細かくチェックし、分からないことがあったら遠慮せずに質問しましょう。
詳細な説明に消極的な施工会社は見合わせたほうが無難だと思います。
記載された文言の内容や、不測の事態(事故や自然災害など)が起こった場合の対応策を確認しておく必要があります。
可能であればご自分だけではなくご家族も一緒に確認して、見落としや勘違いを防ぎましょう。
これらのやりとりを繰り返すことは、施工会社に対して「この依頼者は細かな所もしっかりと確認してくるな」という印象を与え、より慎重でよりていねいな工事への後押しとなるはずです。
契約書の控えを紛失してしまった場合の対処法
契約書の控えは大切に保管しておきましょう。
あまり考えられませんが、契約書の控えを渡してくれない業者はほぼ間違いなく悪徳業者だと言えます。
もし契約書の控えを紛失してしまった場合は、「荷物に埋もれてしまい探すのに時間がかかりそうなので契約書のコピーが欲しい」と伝えれば対応してくれるはずです。
家の傾き修正工事だけではなく、どのような工事でも、金額が小さかったとしても、ご自分がサインした契約書は必ず控えを保管して、万が一のトラブルに備えることが望ましいでしょう。