軟弱地盤上で新築・建て替えをご検討中の方へ
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新築・建て替えを検討中の地盤の改良・強化について
軟弱な地盤上で新築・建て替え工事を行う場合は今後の地盤沈下対策として、地盤改良工事を行うのが一般的です。
家屋の重量は木造であっても数10トン(t)、重量鉄骨造や鉄筋コンクリート造になれば100トン(t)を大きく超えるため、年月が経てば地盤が圧密されていき、傾きながら沈んでいく「不同沈下」が発生してしまいます。
当社の地盤改良工事(グランドコンパクション工法)は薬液を土の粒子間に浸透させ、空気と水の入り込んでいるスキマを薬液と置き換えて、連続した土の塊を作ります。
- 埋め立て地や川の近くの土地などの軟弱地盤の場合、空気や水のスキマが多く存在します
- 圧力をかけて薬液を浸透させると、空気と水のスキマが薬液に置き換わっていきます
- 工事完了後は土地の面積×注入深度の強固な地盤となり、巨大な摩擦力により上下はもちろん、左右にも動かなくなります
更地だけでなく家が既に建っていても地盤改良できます
一般的な地盤改良工法であれば、更地でしか地盤改良が行えない工法がほとんどです。
レフトハウジングのグランドコンパクション工法であれば建物に影響を与えず住んだままで、基礎の下の地盤を改良・強化することが可能です。
この工事を行っておけば、今後の大地震による液状化現象や地盤沈下現象を抑制することができます。
大地震に備えての「お住まいを守る工事」として非常に効果的です。
このページの用語解説
圧密(あつみつ)とは
上部からの圧力により土の体積が減少することを圧密と言う。土の上に家などの重みがかかると、土内部の水と空気が搾り出されて引き締まった土ができる。引き締まった分、表層が沈下する。
液状化現象(えきじょうかげんしょう)とは
砂と水が多い地盤が揺れると発生する。水と砂が分離して、水が噴き出してしまう現象。地盤沈下を引き起こす。
地盤沈下(じばんちんか)とは
土の中の隙間が埋まって表層の土地が陥没すること。地震による液状化でも発生する。
地盤改良工事(じばんかいりょうこうじ)とは
地盤を強化する工事、もしくは建物の傾きを抑制する工事の総称。地盤沈下を抑制することが目的。家の傾きを修正するという意味合いは含まない。薬液注入工法、表層改良工法、杭工法などがある。
軟弱地盤(なんじゃくじばん)とは
建物を建てると今後悪影響がでると推定される強度の地盤のこと。明確な基準はない。
不同沈下・不等沈下(ふどうちんか・ふとうちんか)とは
地盤沈下の影響で建物が傾いた状態のこと。地盤沈下がおきても、建物がストンと傾かずに沈下した場合は不同沈下とは言わない。
薬液注入工法(やくえきちゅうにゅうこうほう)とは
液体を基礎下の土の中に注入して、その注入圧によって地盤ごと基礎を持ち上げて家の傾きを直す工法。傾きの修正だけでなく地盤改良も兼ねることができる。詳しくは「家の傾き修正工法のそれぞれの特徴と予算の目安」へ。