電話でのお問い合わせ メールでのお問い合わせ

仮住まい・引越し不要で家の傾きを直せる!?

地盤安心スコアとは?どんな指標なのか調べてみました

地震が非常に多い国、日本。

ここ数年の間に大きい地震もあり、「地盤」に興味を持つ方も増えてきたのではないかと思います。

 

とはいえ、地盤を知るといってもそう簡単なことではありません。

業者に依頼してだいたい10万円程度のお金をかけて調べてもらう必要がありますし、10万円を「それくらいなら安い!すぐお願いしよう!」と思える方も少ないでしょう。

「お金に余裕はないけれど自分の家の地盤は知りたい」……そんな時におすすめなのが「地盤安心スコア」の確認です。

無料で自分の今いるところの地盤を点数で確認でき、利用方法もとっても簡単!

今回はそんな「地盤安心スコア」についてご紹介します。

「地盤安心スコア」ってどんなもの?

「地盤安心スコア」とは、地盤に関するデータから情報をまとめ、点数化したものです。

地盤ネット社の調査に基づいた地盤改良比率や、自社研究のデータ、及び公共のデータを用いてスコアを算出しています。

スコアには以下の5種類のチェック項目があり、スコアが高い(点数が多い)ほど地盤が強靭だと判断できるのです。

 

  • 地盤改良
  • 浸水
  • 地震による揺れ
  • 土砂災害
  • 液状化

 

「地盤安心スコア」に表示される5つの項目の詳細

この5項目についてもう少し解説します。

「地盤改良」とは、地盤が改良できる余地・必要があるかです。

地盤改良が不要である場合や、既に改良出来ている場合はスコアが高く、逆に地盤改良が必要であったり不足している場合はスコアが低くなります。

地盤が弱いと家の重みで地盤沈下が起きてしまう(不同沈下といいます)ので、弱い地盤の上に家を建てるのであれば地盤改良する必要があるというわけです。

2つ目の項目、「浸水」はそのままの意味です。

台風や豪雨であったり、河川の氾濫で家に水がついてしまうかどうかを判断し、浸水しにくい土地はスコアが高くなり、逆に浸水しやすい土地はスコアが低くなります。

3つ目の「地震による揺れ」もそのままですね。

震度は同じであっても、地盤の強さによって家がどれだけ揺れるかに差が出てきます。

当然弱い地盤の方が揺れやすく、強い地盤の方が揺れにくくなっており、スコアが高いほど強い地盤=揺れにくい土地だと判断できます。

4つ目の「土砂災害」は、その土地が土砂災害の被害にあいやすいかどうかで点数がつけられています。

土砂災害にあいやすい土地であるほどスコアが低く、あいにくい土地であればスコアが高くなります。

また、このスコアでの土砂災害は「がけ崩れ・土石流・地すべりなど」と記載されています。

5つ目の「液状化」も、そのままの意味です。

液状化とは、地中の水分を含む土の層が地震などの振動で浮き上がってしまい、地盤が液体状になってしまうことを言います。

スコアが高いほど液状化しにくい地盤であり、低いほど液状化の危険性が高い地盤だと言えます。

地盤スコアだけでなく地震情報も合わせてチェック可能

「地盤安心スコア」では、地盤のスコアに加えて過去24時間、7日間、30日間の地震の発生位置と規模も地図上に表示してくれます。

その土地によっての揺れ方の分布も合わせて表示されるので、地盤によってどれだけ揺れに差が出るのかもわかります。

「地盤安心スコア」はパソコンでもスマホでもアプリでも確認出来る

「地盤安心スコア」を使いたい!「自分が住んでいるところのスコアを知りたい!」と思った場合の確認方法もとっても簡単で、「じぶんの地盤」というアプリを利用するだけでOKです。

アプリというとスマートフォンでインストールしなければならないと思われるかもしれませんが、「WEBアプリ」も提供されているため、アプリをインストールすることなくパソコン及びスマートフォンなどのブラウザ(ChromeやSafari)上でスコアの確認が可能です。

さらにスマートフォンであればカメラ機能を使うことで、ARでその場だけでなく周囲の地盤スコアをリアルタイムで確認することが出来るんです。

とりあえず自分の今いる所(家)の地盤を確認したい、ということであれば、ブラウザ版で試してみることをおすすめします。

「じぶんの地盤」の具体的な使い方と注意点

手軽に地盤をチェックするということで、今回はブラウザを利用した「WEBアプリ」の具体的な使い方を解説します。

この方法はパソコンでもスマートフォンでも可能なので、お好きな方でチェックしてください。

まずは「じぶんの地盤(https://jibunnojiban.jp)」にアクセスします。

アクセスすると「位置情報を使用しますか?」という確認が出てくると思いますので「OK」を選択します。

すると、今いるところの地盤スコアと5項目のチャートが表示されます。

注意点は「位置情報の設定」です。「位置情報を使用しない」設定にしているとアプリが位置を判断できず、スコアを表示させることが出来ません。

アプリを利用している間だけオンにするなどして、位置情報を利用できるようにしてください。

実際に「じぶんの地盤」を利用してみた

実際に「じぶんの地盤」のWEBアプリを利用して自宅の地盤を見てみました。

パソコンの場合、画面左側にスコア(点数)が表示され、右側にはチャートが表示されます。

チャートの数字「10」を境に5角形が出来ており、この部分より内に入るとが3段階の一番下「赤色」になるのかもしれませんが、ちょっと確認出来ていません。

試してみた結果、スコアは「95」で「安心」。スコアに応じた色になるようで、画面は緑色でした。

画面左上の「三」のようなマークをタップまたはクリックすることでメニューが表示され、メールアドレスを登録したり、地図の透明度(スコアに該当する色、今回の場合は緑色の薄さ)を変更することが出来ます。

スマホの方が位置情報が正確なのでおすすめ

問題なくパソコンでもスコアは表示されたのですが、少々位置がずれているといいますか、位置情報としてはおおざっぱな印象がありました。

そこで、スマートフォンのブラウザで同じように地盤安心スコアを見てみるとより正確な地図が表示されていました。

個人差もあるとは思いますが、スマートフォンのブラウザを利用する方が、位置情報がより正確に表示されるのではないかと思います。

こちらで入力する情報はなく、位置情報を許可するだけでOKという簡単さなので、個人的にはスマートフォンでの利用がおすすめです。

あくまでもデータに基づいたもの。正確な地盤は調査を

「じぶんの地盤」サイトにも記載されていますが、スコアはあくまでもデータに基づいたものです。

なので正確に地盤の状態を知りたいのであれば、やはり業者に依頼をして調査をしてもらう必要があります。

しかしながら、「今度引っ越しを考えている地域の地盤はどんなものだろう?」「家を建てる候補地がいくつかあるけど、それぞれの地盤を比較したい」といった時には、この「地盤安心スコア」が非常に役に立つのではないでしょうか。

自分の家や周辺の地盤スコアを知ることで、地震が起きた時や水害が起きた時などの対処を事前に考えることが出来、防災に役立てることも出来ます。

利用はすべて無料で、追加で料金がかかるといったこともありませんので、一度自分の家の地盤を調べてみてはいかがでしょうか。

ネットからの無料相談
傾きの範囲・家の広さ・築年数で傾きの修理費用が簡単にわかります!
簡単10秒見積フォーム