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礫(れき)とは

礫(れき)とは、岩石が細かく砕けてできた石のかけらのことです。大きさが2mm以上の粒子を礫と呼びます。砂よりも大きく、岩よりも小さい石のことで、川原や海岸、山の斜面などでよく見られます。

礫の種類と分類方法

礫は大きさによって分けることができます。一般的に次のように分類されます。

名前 大きさ 特徴
細礫(さいれき) 2mm~4mm 砂利の中でも小さいもの
中礫(ちゅうれき) 4mm~20mm 一般的な砂利の大きさ
大礫(だいれき) 20mm~75mm 大きめの砂利
玉石(たまいし) 75mm~300mm 握りこぶし程度の大きさ
巨礫(きょれき) 300mm以上 大型の石

また、礫は形によっても分けられます。川で長い間水に流されてまるくなった「円礫」、角が残っている「角礫」などがあります。

gravel-diagram

礫の形成過程

礫は主に次の方法でできます。

  • 風化作用:岩が風や雨、温度変化などで少しずつ砕けてできる
  • 侵食作用:川の流れや波の力で岩が削られてできる
  • 運搬作用:川や海の流れで運ばれていく間に、ぶつかりあって角が取れて丸くなる

礫の工学的特性

礫は土や砂と比べて、とても強い地盤になります。礫が多い地盤は水はけがよく、重い建物を支える力も強いです。ただし、礫と礫の間に空間があると、地震の時に崩れやすくなることもあります。

地質調査における礫の重要性

地面の下にどんな礫があるかを調べることは、建物を建てる前にとても大切です。礫の種類や大きさ、どのくらい固まっているかを知ることで、その場所が建物を支えられるかどうか分かります。また、礫がどこから来たのかを調べることで、昔その場所がどんな環境だったかも分かります。

建設・土木工事における礫の影響

建物や道路を作るとき、礫が多い地盤は良い面と悪い面があります。良い面は、地盤が強く水はけが良いことです。悪い面は、大きな礫があると掘るのが難しかったり、杭を打ち込めなかったりすることです。工事の前に地面の下の礫の様子をよく調べることが大切です。

地盤改良と礫質地盤の対策方法

礫が多すぎたり大きすぎたりすると、建物の基礎を作るのが難しくなります。そんな時は地盤改良という方法で、地面を使いやすくします。例えば、礫と礫の間に特殊なセメントを流し込んで固めたり、大きな礫を取り除いたりします。

礫地盤の調査方法

礫がある地盤を調べるには、主に以下の方法があります。穴を掘って直接見る「ボーリング調査」、地面を叩いて音や振動で調べる「物理探査」、重い錘(おもり)を落として地盤の強さを測る「標準貫入試験」などです。礫が多いと調査が難しくなることもあります。

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