お客さまからのお声
私達夫婦は結婚3年目に子供に恵まれ、それを機に新築で家を建てました。
自分たちも間取りなどの設計に参加し、とても満足のいく家が完成しました。
しかし、建てて半年も経たないうちに東日本大震災による震度6強の揺れを受けてしまい、大きく家が傾いてしまいました。
家具が転倒するぐらいで、幸いにも家族に怪我はありませんでしたが、玄関ポーチはボロボロで、ベランダも歪んでいますし、開けられない窓もいくつかありました。
35年の住宅ローンを組んだばかりでしたので、今後のことを考えると目の前が真っ暗になりました。
家の傾きは我慢するしかないと思って生活していましたが、常に倦怠感があり、吐き気を感じたり、廊下を歩いているとふらついたりすることもありました。
日中は仕事に出ている夫も、「帰宅して階段を登るとめまいがする」と言います。
子供もまだ生まれたばかりですので、「平衡感覚がおかしいまま成長し、まっすぐ歩けなくなるかもしれない」と考えるととても不安になり、市の窓口に相談に行きました。
窓口で、建て替えまでしなくても、現在は家の傾きを直す技術も確立されているという話を聞き、すぐにインターネットで検索してレフトハウジングさんを見つけました。
レフトハウジングさんはとても親身になって対応してくれて、銀行のリフォームローンについてのアドバイスもしてくださいました。
工事については私のすることはほとんどなく、近所の挨拶も担当者さんが全てやってくれましたし、私は子供の世話に専念することができたので気楽に過ごすことができました。
傾きが直ってからは吐き気もふらつきもありませんし、なにより子供への悪影響を心配しなくていいのは気が休まります。
一体あの心配は何だったのかと思うほど悩みがすっかりとなくなっていて、霧が晴れたようにすがすがしい生活が送れています。
担当者から一言
新築の建物で外観も内装もとても綺麗なお住まいです。
お庭側にある犬走りは大きくひび割れていましたが、基礎の破損は少なく、傾きの角度も一定でした。
基礎の状態を見て、ジャッキを複数使うことで修正の精度を高められると判断し、制振アンダーピニング工法をご提案しました。
広いお庭側に向かって傾いていましたので、比較的作業しやすい現場だったと思います。
コンクリート杭を打ち込むために基礎下の土を掘っていると、大きめの石が多く出てきて掘り出すのに時間がかかりましたが、他には特に問題はなく、しっかりと傾きを修正することができました。
お家が水平になった後、ご夫婦が救われたような明るいお顔をされていたのを見て、この仕事のやりがいを改めて感じることができました。
工事期間 | : | 20日間 |
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地域 | : | 福島県いわき市 |
工法 | : | 制振アンダーピニング工法 |
ジャッキ設置箇所 | : | 23ポイント |
結果 | : | 最大65ミリの改善 |
制振アンダーピニング工法(工法解説ページ)
1~4日目
- 機材搬入
- 土間の斫り
- 地盤掘削
5~10日目
- 地盤掘削
- 土間の斫り
- 埋設管の掘り出し
11~17日目
- 埋設管の掘り出し
- コンクリート杭圧入
- 沈下修正
18~20日目
- 修正金具設置
- レーザー測量
- ステップの調整
- 機材片付け、清掃