担当者から一言
築40年前後の2階建て住宅です。
何度か増改築しているそうですが図面は見当たらないようで、正確な内容は不明でした。
お庭にウッドデッキがあり、その先1メートルほどで急斜面になっています。
図面左下の範囲では、少しずつ斜面の勾配が急になっているそうです。
そのことを地盤調査会社に相談したところ、「家の重量が地盤に負荷をかけ続けることで、土が少しずつ押し出されている可能性が高い」と報告されたそうです。
沈下している基礎の下にコンクリート杭を打ち込んでいき、傾きを修正します。
確かに表層の地盤は緩んでいて、深度6メートルの地点でようやく反力を得ることができました。
今後は頑丈な支持層で家の重量を支えるため、表層の地盤への悪影響は緩和されると見込まれます。
工事期間 | : | 7日間 |
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地域 | : | 岡山県津山市 |
工法 | : | 制振アンダーピニング工法 |
ジャッキ設置箇所 | : | 8ポイント |
結果 | : | 最大20ミリの改善 |
制振アンダーピニング工法(工法解説ページ)
1~2日目
- 機材搬入
- ウッドデッキ一部解体
- 地盤掘削
3~6日目
- トンネル掘削
- コンクリート杭圧入
- ジャッキ設置
6~7日目
- 沈下修正
- ジャッキの高さ固定
- 埋戻し
- ウッドデッキ復旧