担当者から一言
擁壁の上に建つ、築28年ベタ基礎の一戸建て住宅です。
水抜き孔が機能していないため、雨が降るとお庭の隅に水がたまります。
そこが定期的に陥没し、そのたびに土を補充していたそうです。
土が湿り続けて泥になり地耐力が低下した結果、家の重量を支えきれなくなってしまったと考えられます。
湿った盛土の範囲では反力が取れず、擁壁の底盤近くまでコンクリート杭を打ち込むことで、ジャッキアップする反力を得ることができました。
家の傾きと同時に雨水管の勾配も修正します。
軟弱化した地盤の範囲が狭くかつ頑丈なベタ基礎でしたから、施工範囲を絞った経済的なご提案ができたと思います。
| 工事期間 | ： | 12日間 |
|---|---|---|
| 地域 | ： | 福島県郡山市 |
| 工法 | ： | 制振アンダーピニング工法 |
| ジャッキ設置箇所 | ： | 16ポイント |
| 結果 | ： | 最大63ミリの改善 |
制振アンダーピニング工法（工法解説ページ）
1～2日目
- 草刈り
- 機材搬入
- 地盤掘削
3～8日目
- 地盤掘削
- トンネル掘削
- コンクリート杭圧入
- ジャッキ設置
9～12日目
- 沈下修正
- レベル測量
- ジャッキの高さ固定
- 埋戻し
