お客さまからのお声
東日本大震災により家が傾いてしまい、廊下や部屋の傾きが気になっていました。
リビングでは丸いものは転がってしまい、キッチンでは立っているだけでフラフラとして、頭痛とめまいが続いていました。
震災前は廊下でビー玉が少し転がる程度でしたが、震災後はゴルフボールも転がってしまうほど傾いていました。
夫と息子は「傾きは感じているが我慢できる」と言っていましたが、私は家にいる時間が長いのでとてもつらかったです。
健康被害が深刻になる前になんとかしたいと思ってインターネットで調べていると、レフトハウジングさんを見つけたので、電話でお見積もりをお願いしました。
自宅に訪問してくれた担当者さんはとても信頼できる方で、体調に変調をきたしていた私を気遣って親身になって対応してくれました。
この人に工事をお願いすれば頭痛やめまいが治るだろうと感じましたし、一緒に説明を聞いてくれた家族も、信用できると納得してくれました。
工事が終わり、家が水平になった今では、毎日の悩みだった頭痛とめまいはすっかりと良くなり、落ちついた生活を取り戻すことができました。
担当者から一言
お伺いしてお家の内部と外部をチェックしたところ、建物自体はしっかりとしていて基礎に大きな破損もありませんでしたので、家の傾きの原因は地震による地盤沈下だと思われます。
お客様に制振アンダーピニング工法による全体的な修正をご提案して、家の傾き修正工事を行いました。
地盤沈下によりリビングとキッチンの床を支える束が不安定になっていて、上を歩くとギシギシとたわんでいましたが、工事の最後に束の高さ調整を行って直しました。
静かな住宅街で近隣への配慮に気をつかいましたが、お客さまの変調をきたした体調も元通りにとスタッフ一丸になって努め、無事にお悩みを全て解決することができました。
工事期間 | : | 25日間 |
---|---|---|
地域 | : | 埼玉県鴻巣市 |
工法 | : | 制振アンダーピニング工法 |
ジャッキ設置箇所 | : | 21ポイント |
結果 | : | 最大85ミリの改善 |
制振アンダーピニング工法(工法解説ページ)
1~4日目の工事工程
- 機材搬入
- 土間の斫り
- 地盤掘削
過去に氾濫した利根川流域にある建物で、軟弱な地盤の地域です。地盤沈下により埋設管が露出しています。地中に埋まっている場合と比べ、管の劣化は早まってしまいます。 | |
こちらの現場では駐車場から作業を行いました。家の外から工事を進めていくので、普段通りの生活が送れます。お出かけになっても大丈夫です。 | |
駐車場に掘った土を入れた土のうを積んでいます。圧入するコンクリート杭も駐車場に搬入しました。駐車場が使えない場合はその都度、搬入出を繰り返します。 |
5~11日目の工事工程
- 地盤掘削
- 土間の斫り
- 埋設管の掘り出し作業
基礎を掘り出すために、土間にカッターを入れて、少しずつ斫り作業を行っていきます。この時は多少の音が出るので、近隣への配慮は欠かせません。 | |
土を手掘りで掘って基礎下の作業スペースを確保していきます。手作業での工程がほとんどなので、近所の方へ大きな音で迷惑をかけ続けることはありません。 | |
埋設管は傷を付けないように慎重に掘り出して行きます。家の傾き修正と同時に、埋設管の勾配も修正しますのでご安心ください。 |
12~17日目の工事工程
- 修正金具設置
- コンクリート杭圧入
- 沈下修正作業
電動ジャッキを使い、地中深くにコンクリート杭を圧入していきます。周りが広ければ作業効率は上がりますが、狭い所でも問題はありません。 | |
お家の重さを利用して、高さ30センチのコンクリート杭を押し込んでいきます。1つが完全に押し込めたら、一旦ジャッキをずらして再度コンクリート杭を圧入していきます。 | |
お家の中心部はトンネルを掘って、基礎下からジャッキを設置していきます。コンクリート杭の圧入により、家の傾きが直っていく様子が確認できます。 |
18~22日目
- レーザー測量
- 穴の埋戻し
- 束の調整
- 機材片付け、清掃
4本足の修正金具で基礎をしっかりと支えます。最後の微調整は手動で行い、ミリ単位で調整します。水平確認後はジャッキを取り外し修正金具はそのまま埋め戻しますので、以前より安定した基礎になります。 | |
地盤沈下によって束と束石に隙間があいていたので、硬い板を挟み安定させます。同時に床下の点検も行いますので、部分的な腐食などの異常があればお伝えします。 | |
お家の傾きが直ったら、お家の周り(勝手口のステップの傾きなど)も手直しします。最後は清掃作業を行って、家の傾き修正工事完了です。 |